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「シーソーモンスター」伊坂幸太郎読みました。
なみクエは伊坂幸太郎の大ファン❤
あと1冊を残して、全部読んでます。
シーソーモンスターは「海の者と山の者の対立」という冒頭の物語をベースに
昭和時代と近未来の2つの時代でそれぞれ登場人物同士の対立について描かれています。
私の両親も「海」と「山」の者なので、価値観が合わずよく喧嘩しています。笑
冒頭から「分かる分かる」と物語の続きが気になって惹きこまれていきました。
第一章は「嫁と姑の対立」第二章は「同級生の大人になるまでの対立」で構成されています。
読み終わって作者のあとがきで知ったのですが、8組の作家でオムニバス的に紀元前から
遠い未来までそれぞれの「対立」をテーマに本が出版されているようです。
何事も「対立」「争い」によって人類は進化するらしいです。
私は対立をもう少し優しく落とし込んだのが「ライバル」「切磋琢磨」かな?と思います。
基本伊坂幸太郎ばかり読んでますが、朝井リョウもいたので、全時代読破してみたいな。
また楽しみが増えました。
全部読まなくても、もちろんそれぞれの一冊で物語が成立する仕組みになっています。
その中で「嫁と姑の対立」をテーマに伊坂幸太郎が設定したのは、ほんとキャラが出てて
独特で最高にイカしてます!!!
皆さんは戦争とか○○の乱とか集落の話とか結構重そうなテーマを扱ってますが、
それがあるからこそ伊坂幸太郎は遊んだんでしょうね笑
とはいえ、第二章は伊坂幸太郎が大得意なSF色満載で物語が進んでいきます。
「音楽」と「SF」の融合。これぞ伊坂幸太郎よ。
最初のオーデュボンの祈りからそうだったもんな。
近年は尖ったこわい物語も多かったのですが、今回はあまりホラー要素がなく
楽しく読めました。ホラーって幽霊が出てくるわけではないんですが、SFホラーって感じ。
あー良い時間を過ごせました。
伊坂幸太郎もクレヨンしんちゃんも読んでる最中は日々の生活が楽しくなるんだよなぁ。
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